一目で分かる!栄養機能食品で摂取できる20種類の栄養成分と効果

栄養機能食品(サプリメントを含む)は栄養補助食品とは異なります。栄養機能食品に新しく追加された栄養成分もあります。

この記事を読んでいただくと、たった3分で栄養機能食品の疑問を解決できます。

1.栄養機能食品とは

栄養機能食品は、高齢化や食生活の乱れにより、通常の食生活を行うことが難しく、1日に必要な栄養成分を摂取できない場合に活用することで栄養成分の補給・補完ができる食品になります。

国が定めた規格基準を満たせば、許可はいりません。対象の成分は、13種類のビタミン(ビタミンAビタミンB1ビタミンB2ビタミンB6ビタミンB12ビタミンCビタミンDビタミンEビタミンK葉酸ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、6種類のミネラル(亜鉛、カリウム、カルシウム、銅、マグネシウム)とn-3系脂肪酸になります。

 

2.栄養機能食品と栄養補助食品の違い

栄養機能食品と栄養補給食品はどう違うのか疑問に思ったことはありませんか?栄養機能食品のサプリメントと栄養補給食品のサプリメントは全く異なる食品になります。

2-1.栄養補助食品とは

栄養機能食品は機能性表示ができる保健機能食品になりますが、栄養補給食品は機能性表示ができない一般食品(いわゆる「健康食品」)に分類されます。

栄養機能食品は、国が定めた基準を満たせば、表示の許可、認証、届け出は必要ありません。一方で、栄養補給食品は、国が制度化した食品ではなく、表示の許可、認証、届け出は必要ありません。

このように、同じ健康食品であっても、保健機能食品の栄養機能食品いわゆる「健康食品」の栄養補助食品では、健康食品の分類が異なります。

 

3.栄養機能表示一覧

3-1.ビタミン類

栄養成分 栄養機能表示
ビタミンA ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB1 ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB2 ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB6 ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB12 ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
ビタミンC ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
ビタミンD ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
ビタミンE ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンK ビタミンKは、正常な血液凝固能を維持する栄養素です。
葉酸 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。
ナイアシン ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
パントテン酸 パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビオチン ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

3-2.ミネラル類

 栄養成分 栄養機能表示 
亜鉛 亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。
亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。
カリウム カリウムは、正常な血圧を保つのに必要な栄養素です。
カルシウム カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
マグネシウム マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。

3-3.その他

栄養成分 栄養機能表示
n-3系脂肪酸
 (DHA、EPA)
n-3系脂肪酸は、皮膚の健康維持を助ける栄養素です。

新しく追加された栄養成分は、ビタミンK、カリウム、n-3系脂肪酸になります。

注意点として、は、赤血球を作るのに必要な栄養素になりますが、葉酸ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素になります。また、カルシウムマグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素になりますが、ビタミンDは、骨の形成を助ける栄養素になります。

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