カリウムは、高血圧を予防したい人、むくみが気になる人、コーヒーやお酒を飲む人におすすめしています。
カリウムの多い食べ物やサプリメントを紹介しています。カリウムと腎臓についても解説しています。
たった3分でカリウムの疑問を解決できると思います。
1.カリウムとは
カリウムは、水に溶けやすく、熱に弱い栄養素になります。
カリウムは、体重1kgあたり50mEq(2g)含まれています。そのうち、カリウムの98%は細胞内、残り2%は細胞外に存在しています。
カリウムは、細胞内に最も多い陽イオンであり、筋肉、赤血球、肝臓、骨などの組織に多くあります。
1-1.カリウムの基準値
細胞内と細胞外のカリウム濃度は、細胞膜のNa⁺/K⁺-ATPaseが関与するナトリウムポンプにより調節されています。それゆえ、体内では、常に血漿カリウム濃度が3.8~5.0mEq/Lに維持されています。
1-2.カリウムの必要量
食事摂取基準において、カリウムは、高血圧の予防を目的として目標量が策定されています。
表:カリウム(mg/日)の目標量
年齢 | 男性 | 女性 |
0~5(月) | – | – |
6~11(月) | – | – |
1~2歳 | – | – |
3~5歳 | – | – |
6~7歳 | 1800 | 1800 |
8~9歳 | 2000 | 2000 |
10~11歳 | 2200 | 2000 |
12~14歳 | 2600 | 2400 |
15~17歳 | 3000 | 2600 |
18~29歳 | 3000 | 2600 |
30~49歳 | 3000 | 2600 |
50~69歳 | 3000 | 2600 |
70歳以上 | 3000 | 2600 |
妊婦 | – | |
授乳婦 | – |
2.カリウムの効果
カリウムは、細胞内液の浸透圧や酸塩基平衡の維持、エネルギー代謝、膜輸送、神経や筋肉の興奮伝導、酵素の活性化などに関与しています。
また、血圧はカリウムの摂取量や尿中排斥量、血漿中濃度との間に逆の相関があり、カリウムの摂取量を増やしてナトリウム/カリウム比を低くすると、高血圧の罹患率は低下します。そのため、カリウムは高血圧を予防する栄養素として有効になります。
カリウムの効果をまとめました。
➀高血圧の予防
➁むくみの予防・改善
➂筋肉や神経を正常に保つ
3.カリウム不足
カリウムが不足すると、食欲不振、筋力低下、低血圧、不整脈や頻脈の症状が生じることがあります。
カリウム不足は、食事量減少によるカリウムの摂取不足、糖尿病や腎疾患による尿からのカリウムの喪失、下痢や嘔吐によるカリウムの損失、細胞外から細内へのカリウムの過度の移行により起こります。
基準として、細胞外液のカリウムイオンが3.5mEq/L以下になると、低カリウム血症といいます。
ただし、カリウムは通常の食生活で不足することはありません。
4.カリウムと腎臓
カリウムは、水に溶けやすいので、主に腎臓から尿として90~95mEq/日ほどが排斥されています。
そのため、糖尿病や腎臓疾患により、尿量が増えてカリウムが過剰に喪失すると、低カリウム血症が起こります。
また、腎不全などの腎臓疾患により、カリウムの排斥障害が生じると、高カリウム血症になります。
5.カリウムの多い食品
カリウムは、果物や野菜、海藻などの植物性食品に多く含まれています。
カリウムは、熱に弱いため、果物や野菜は生で食べることをおすすめしています。しかしながら、カリウムは、水に溶けやすく、刻んだ野菜を長く流水にさらすと、切り口からカリウムが流失します。調理の際は、注意してください。
表:カリウムの多い食べ物
高血圧の予防のためには、カリウムを十分に取り、食塩の摂取量を抑えることが大切になります。
その他に、コーヒーやアルコールを多く飲む人は、尿量が増えてカリウムの損失量も増えるため、カリウムを多めに摂取するように心がけるといいと思います。
6.カリウムの補給に適した健康食品とサプリ
今までの食生活・生活習慣を変えるのは難しいと思います。「健康食品」を活用して、食生活・生活習慣を変える“きっかけ”を作りませんか?機能性重視でおすすめできる健康食品を紹介します。
6-1.緑でサラナ(サンスター株式会社)
緑でサラナ
コレステロールを下げる食品!
カリウムも260mg摂取できる!
効果の評価:★★★★★★★★★★ 10/10
食品の分類
特定保健用食品
関与成分:ブロッコリー・キャベツ由来の天然アミノ酸(SMCS)
原材料
野菜(ブロッコリー、セロリ、キャベツ、ほうれん草、大根葉、小松菜、パセリ)、りんご、レモン、ビタミンC、クチナシ色素、カロテン色素
通常価格
6000円(税別)
初回価格
10%OFFの5400円
(税別)
1日の目安量
1日2缶
容量
約15日分(30缶)
- 特定保健用食品(トクホ)である。
- 関与する成分として、ブロッコリー・キャベツ由来の天然アミノ酸(SMCS)が豊富含まれている。
- 人を対象とした試験を実施して、効果が認められており、3週間目からLDLコレステロールの低下がみられている。
- カリウムを1日あたり260mgも摂取できる。
「緑でサラナについて詳しくまとめた記事」もあるので参考にしてください。
現状、カリウムの栄養機能食品はほとんどありません。
緑のサラナは1日の目安量あたり260mg摂取でき、かつコレステロールが高めの人にも適した特定保健用食品(トクホ)のため紹介させていただきました。