ココナッツオイルの21の健康効果と成果が大幅に上がる簡単な方法

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ココナッツオイル=世界で最も健康的な食品の一つ

ココヤシの果実から圧搾したココナッツオイルや乾燥果肉のコプラはスーパーフードとして高い評価を得ている。

それを裏付けるように、ココナッツオイルの研究報告は2000以上にも達する。それだけココナッツオイルの効果は大きく多岐にわたるということだ。

なぜ、ココナッツオイルはこれほどまでに素晴らしいのだろう?

その秘密はとてもシンプルで、ココナッツオイルには中鎖脂肪酸(MCFAs)と呼ばれる健康に良い脂質が含まれているからだ。普段の食事で摂取している脂肪酸は長鎖脂肪酸が多いが、MCFAsはそれらよりも短い。(1)

そして、ココナッツオイルには何種類かのMCFAsが含まれている。:

  • カプリル酸(炭素数8の飽和脂肪酸)
  • カプリン酸(炭素数10の飽和脂肪酸)
  • ラウリン酸(炭素数12の飽和脂肪酸)

ココナッツオイルの脂肪酸はこれら3つのMCFAsが約62%を占めている。そして、この特徴的な組成には大きな意義がある。ココナッツオイルのMCFAsは消化性がよく、スムーズにエネルギーを作ることができるからだ。逆に、長鎖脂肪酸は消化に時間を要し、エネルギー生産の工程がとても多くなる。

実際に、長鎖脂肪酸はエネルギー生産のために26の過程が必要になる。これが、MCFAsはたった3つのプロセスで可能だ。さらに、長鎖脂肪酸と比べ、ココナッツオイルのMCFAsはより多くの健康効果をもたらす。例えば、以下のようなメリットがある。:

  • 消化を早める。
  • サイズが小さいので、細胞に入っていきやすい。
  • 瞬時に肝臓で処理され、エネルギー供給ができる。
  • 体内に脂肪として蓄積しにくい。
  • 抗菌作用や抗真菌作用がある。

そこで、本日は、ココナッツオイルの21の健康効果を詳しく紹介していく。素晴らしいスーパーフードの最新情報を一緒にシェアさせて頂こうと思う。

1.ココナッツオイルの21の効果

多数の医学研究と文部省の日本食品標準成分表2015年版(七訂)の栄養成分データーから、ココナッツオイル(ヤシ油)には多様な健康効果があると分かっている。(2)

それでは、早速、ひとつひとつ説明していく。

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1-1.記憶力を上げ、アルツハイマー病の症状を改善する

アルツハイマー病(AD)は認知症の最も多い原因である。主に高齢者に発症して、社会問題となっている。

そこで、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(MCFAs)が注目されている。MCFAsは肝臓で速やかに消化され、ケトン体を生成する。ケトン体は脳が利用できるエネルギー源の一つである。

ここで大切なことは、グルコース(糖質)からエネルギーを生成する場合と異なり、ケトン体はインスリンがなくとも容易にエネルギーを作り出せることだ。

最近の研究では、脳からの信号が膵臓のインスリン分泌を増やし、脳細胞でグルコースから必要なエネルギーを作っていると分かってきた。しかし、アルツハイマー病患者はインスリンを作る機能が低下する傾向にある。そこで、ココナッツオイルのケトン体は代替エネルギーとなり、脳の機能を維持することができる。(3,4,5)

実際に、2004年の臨床試験で、軽度のアルツハイマー病患者が中鎖脂肪酸中性脂肪 (MCT)を摂取すると、血中のケトン体が増えて、脳機能が改善した。 MCTはMCFAs100%の油のことだ。(6)

同様に、2012年の研究でアルツハイマー病の人がMCTを摂取すると、すべての患者で記憶力が顕著に改善した。(7)

つまり、MCFAsを食べ、脳細胞に効率良くエネルギーを供給できたことが、記憶力の向上に繋がったと考えられる。

1-2.HDL(善玉)コレステロールを増やし、心臓の健康を維持する

ココナッツオイルには天然の飽和脂肪酸が豊富に含まれている。実に、ココナッツオイルの脂肪酸のうち91%が健康な飽和脂肪酸である。

もしかすると、栄養学に詳しい方は飽和脂肪酸を摂りすぎると、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を増やし、心疾患のリスクを高めるため、健康に悪いと思っているかもしれない。

しかしながら、重要なことは飽和脂肪酸の炭素数で、それによってコレステロールに与える影響が全く異なる。(8)

ココナッツオイルの飽和脂肪酸は炭素数が8~12個のMCFAsである。そして、飽和脂肪酸のMCFAsは体内の健康なHDL(善玉)コレステロールを増やす働きをする。その上、LDLコレステロールからHDLコレステロールへの変換を促す。

事実、肥満女性40人(20〜40歳)に実施した試験で、大豆油と比べて、ココナッツオイルは総コレステロール値とLDL(悪玉)コレステロール値を下げ、HDLコレステロールを増加させると分かっている。(9)

また、2015年の冠動脈疾患患者116人を対象にした研究においても、ココナッツオイルを摂取した患者のHDLコレステロール値は上昇した。(10)

このように、複数の臨床研究から、ココナッツオイルがHDLコレステロール値を増やすと分かっている。そして、あなたが体内のHDLコレステロールを増やすメリットは大きい。

なぜなら、HDLコレステロールは代謝の改善や心臓の健康維持に非常に有効だからだ。また、ココナッツオイルは中性脂肪を下げて心臓の負担を減らす。結果的に、心臓病のリスクを減らすことができる。

1-3.尿路感染症(UTI)や腎臓の感染症を抑えて、肝臓を守る

最新の研究から、動物実験でココナッツオイルが尿路感染症(UTI)や腎臓感染症の治療に有効だと分かった。(11)

これは、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(MCFAs)が天然の抗生物質として作用して、細菌表面の脂質をコーティングし、それらを破壊するからだ。さらに、ココナッツオイルは直接的に肝臓を保護してダメージを軽減する。

同様に、ココナッツウォーターも肝臓を浄化して、治癒を早める働きがある。海外では腎臓結石を早く取り除くために、ココナッツウォーターを注射することがあるそうだ。

このように、ココナッツは素晴らしいスーパーフードである。ココナッツオイルを生活に取り入れるメリットは非常に大きいと分かるはずだ。

1-4.抗菌、抗真菌、および抗ウイスル作用で免疫力を強化する

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸(MCFAs)のラウリン酸が豊富に含まれている。ラウリン酸は体内で消化される過程でモノラウリンとなる。

そして、ラウリン酸とモノラウリンはカンジダ菌や黄色ブドウ球菌を抑える、細菌をやっつける、ウイルスにとって有害な環境を作るなどの効果がある。 (12,13,14)

もし、体内で悪い細菌、真菌、ウイスル、及び寄生虫が過剰に増殖すると、健康に大きな影響を与えて病気を引き起す。

従って、あなたの体調が良くない時は、エネルギー源をココナッツオイルから供給するとよい。具体的に、毎食1杯分(1日3食で3杯)のココナッツオイルを飲み、野菜やボーンブロススープなどから栄養素をたくさん摂取するのがおすすめだ。

反対に、糖質の多い穀類や砂糖は控えるようにしよう。糖質は悪い細菌の増殖と成長を促してしまうからだ。

1-5.がんの予防と治療効果

ココナッツオイルが癌に効く2つの理由がある:

  • 一つ目は、ココナッツオイルは体内で消化され、速やかにケトン体を生成できることだ。腫瘍細胞はエネルギー源をグルコース(糖質)に依存している。そのため、腫瘍細胞はケトン体をエネルギーとして利用できず、燃料のグルコースがない状態になる。つまり、がん細胞の生存・増殖が不可能になる。

参考までに、2011年に報告された最先端の研究で、動物実験からケトン体の多い食事は悪性脳腫瘍の増殖と成長を抑えると分かっている。それだけ、がん細胞は燃料不足にとても敏感なのだ。 (15)

  • 二つ目の理由は、ココナッツオイルに中鎖脂肪酸(MCFAs)が含まれていることだ。MCFAsは抗菌作用が高く、細菌の脂質膜を消化する。従って、胃がんのリスク因子であるヘリコバクター・ピロリ菌などを除菌できる。

1-6.炎症や関節炎を抑える

ココナッツオイルは豊富に抗炎症物質が含まれていて、高い抗炎症作用がある。そのため、炎症や関節炎にとても有効だ。

実際に、インドの研究でバージンココナッツオイル(VCO)の抗酸化物質が炎症を抑えて、関節炎を改善すると分かっている。 (16)

VCOは加熱抽出などの化学的処理をしていない、純粋なココナッツオイルのことだ。そして、この実験では、VOCは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID) や疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)と同等、あるいはそれ以上の効果が得られたそうだ。

また、もう一つの研究では、中程度の熱で処理して抽出したココナッツオイルであっても炎症細胞を抑えると分かっている。

つまり、ココナッツオイルはVOCなどの種類に関わらず、痛みを和らげ、炎症を軽減できるということだ。

1-7.持続的にエネルギーを作る

ココナッツオイルは体内で消化されやすく、持続的にエネルギーを生成し、代謝を上げる。

そして、ココナッツオイルは種類によって効能が異なる場合が多い。未精製(非加熱)のバージンココナッツオイルは精製(加熱)したものと比べ、多くの健康効果を得ることができる。

例えば、バージンココナッツオイルには中鎖脂肪酸(MCFAs)が自然な状態で含まれているので、直接肝臓に送られて、より早くエネルギーを生成できる。

現に、今日、トライアスロン選手や長距離ランナーの多くは、トレーニングやレース時にココナッツオイルを食べて、エネルギーをスムーズに供給している。

ちなみに、私の最もおすすめの活用法は、ココナッツオイル、マヌカハニーなどの生蜂蜜、チアシードを一緒に混ぜて、手作りのエナジードリンクを作ることだ。作り方はとても簡単で、それぞれの材料を大さじ1杯分加えるだけだ。そして、運動の30分前に飲むようにしよう。

マヌカハニーとチアシードついて詳しく知りたい方は、『マヌカハニー|圧倒的効果を得るために絶対知っておくべき7つの事』、『チアシードの11の効果+食べ方+レシピ』を参考にして欲しい。

1-8.カンジダ症などのイースト感染症に効く

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸のカプリン酸やラウリン酸が含まれている。カプリン酸やラウリン酸はカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)などのイースト感染症の自然治癒にとても効果的だ。(17)

そして、ガンジダ菌を素早く除菌し、イースト感染症を治療するためには重要なポイントがある。

それは、普段の食事から砂糖(精製糖)や穀物を取り除き、健康な脂質を十分摂取することだ。毎日、大さじ1杯分のココナッツオイルを3回摂取するとよい。

1-9. 消化を改善し、胃潰瘍および潰瘍性大腸炎を軽減する

ココナッツオイルは脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)、カルシウム、マグネシウムの消化を促し、吸収率を高める。さらに、ココナッツオイルとオメガ3(n-3系脂肪酸)を一緒に摂取すれば、より体内で消化吸収されやすくなる。その効果を2倍に上げることができる。

次に、 前述したようにココナッツオイルは悪玉菌やカンジダ菌を除菌して、細菌バランスを改善する作用がある。もし、体内でカンジダ菌が増殖すると、胃酸が減少し、炎症や消化不良などの問題が生じる。

これらのことから、ココナッツオイルは消化器系の健康維持にとても有効であると分かる。その結果、胃潰瘍や潰瘍性大腸炎のような疾患の治療や予防にも繋がる。

1-10.膵炎および胆嚢疾患の症状を和らげる

一般的に、体内で脂肪を消化する場合、脂肪の消化酵素であるリパーゼが必要になる。リパーゼは膵臓から分泌される消化酵素の一つだ。さらに、リパーゼの働きをサポートするために、肝臓から胆汁が分泌される。

これが、スーパーフードのココナッツオイルの中鎖脂肪酸(MCFAs)は、消化性が非常に優れていて、消化酵素を使う必要がない。

そのため、ココナッツオイルを食べれば、膵臓や胆嚢の負担が減り、膵炎および胆嚢疾患の症状を和らげることができる。

このように、膵臓や胆嚢など体の健康を保つには、長鎖脂肪酸ではなく、消化性のよいココナッツオイルのMCFAsが最適ということだ。これからは食事で摂取する脂肪酸の種類にも注目して欲しい。

1-11.湿疹、ふけ、やけど(火傷)、皮膚炎および乾癬などの皮膚トラブル解消

ココナッツオイルは洗顔剤、保湿剤、日焼け止めクリームとして活用することもできる。その上、多くの皮膚疾患の治療や予防にも効果がある。

理由は簡単で、ココナッツオイルには中鎖脂肪酸のカプリル酸とラウリン酸が含まれているからだ。カプリル酸とラウリン酸は抗酸化作用があり、体の内外の炎症を和らげ、肌に潤いを与える。どのような皮膚トラブルにも効果を発揮する万能成分である。

例えば、臨床試験からココナッツオイルが乾燥肌を改善すること、軽度から中程度の小児アトピー性皮膚炎を軽減することが既に証明されている。 (18,19)

このように、ココナッツオイルは抗酸化物質が豊富に含まれていて、肌の健康や美容、さらには皮膚トラブルを治す効果があるのだ。その上、ココナッツオイルは抗菌性が高いことから、皮膚疾患の原因になるカンジダ菌や真菌の増殖を抑えることもできる。

そして、確実にこれらの効果を得るためには、普通のココナッツオイルではなく、バージンココナッツオイルを選ぶようにしよう。

1-12.骨粗しょう症の予防と治療

骨粗しょう症の主な原因は酸化ストレスと活性酸素(フリーラジカル)の2つだ。

前述したように、ココナッツオイルには抗酸化物質(ラウリン酸やカプリン酸)が豊富に入っている。そして、ココナッツオイルの抗酸化物質は活性酸素を除去して、骨粗しょう症を自然に防ぐ。

また、ココナッツオイルはもう一つ大きなメリットがある。それは、ココナッツオイルは食事から摂取したカルシウムの吸収を促すことだ。

事実、2012年の報告によると、閉経後の骨粗しょう症モデルラットにココナッツオイルを与えたところ、骨量が増えて骨構造が改善した。それと同時に、骨量の減少を抑えることもできた。 (20)

つまり、ココナッツオイルは骨粗しょう症の予防と治療の両方に有効だということだ。

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1-13.歯周病や虫歯を防ぎ、口臭を減らす

海外では何世紀も前から、ココナッツオイルでうがい(オイルプリング)をして、口内細菌の除菌や歯周病の予防を行っていた。

この習慣は科学的にも理にかなっている。なぜなら、ココナッツオイルは抗菌成分の中鎖脂肪酸(MCFAs)が高濃度に含まれていて、オイルプリングでその効果を十分に発揮できるからだ。

実際に、ランダム化比較試験(RCT)から、ココナッツオイルでオイルプリングすると、虫歯の原因になる口腔内のミュータンス菌(Streptococcus mutans)が殺菌され、歯の健康を改善できると分かった。(21,22)

さらに、ココナッツオイルでうがいすれば、口臭を消すことができるそうだ。(23)

ココナッツオイルでオイルプリングすれば、口腔内の細菌が除菌され、歯周病や虫歯のリスクを大幅に減らすことができる。ぜひ、歯茎を強くして歯の健康に保つために、オイルプリング20回を週3回のペースで取り組んで欲しい。

1-14.インスリン抵抗性と2型糖尿病を改善する

インスリン抵抗性はインスリン(血糖値を下げるホルモン)が十分に働かなくなり、細胞がエネルギー源のグルコースを吸収できない状態をいう。

インスリン抵抗性が高いと、膵臓は過剰にインスリンを分泌し、どうにかして細胞にグルコースを取り込もうとする。そして、このような状況になると、血糖値が上がり、やがて2型糖尿病を引き起こす。

そこで重要なのは、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(MCFAs)だ。MCFAsは細胞のインスリン抵抗性を改善し、正常な消化吸収を促す作用がある。(24)

つまり、ココナッツオイルは膵臓からの過剰なインスリン分泌を防ぎ、その上、体内にグルコース以外のエネルギー源としてMCFAsを供給できる。インスリン抵抗性の改善は2型糖尿病の予防に直結する。

1-15.ダイエット効果で肥満を解消する

肥満は世界で最も重大な健康問題の一つである。

多くの人は肥満の原因がカロリーの過剰摂取であると思っているだろう。しかしながら、正確には間違いである。

実のところ、大切なのは摂取したカロリーが何由来であるかだ。同じカロリーであっても、それが糖質(炭水化物)なのか、脂質なのか、あるいはたんぱく質なのかで異なる。また、食べ物の種類によっても、体やホルモンへ及ぼす影響は変わる。

つまり、摂取カロリーが同じでも、同様に扱ってはならない。

ココナッツオイルのカロリーの大部分は中鎖脂肪酸(MCFAs)由来である。炭水化物は入っていない。ココナッツオイルのこの組成はとても特徴的である。

そして、MCFAsは消化性が良く、脂肪の燃焼を促して、食欲を抑える作用がある。結果、効率的に体重を減らすことができるのだ。

もしかしたら、MCFAsの多いココナッツオイルを摂取して、体内の脂肪が減少するのは矛盾しているように感じるかもしれない。しかし、この現象は科学的に証明され、さらに論理的に説明することができる。

まず初めに、1985年の研究で、雄ラットにMCFAsのカプリン酸を単独注射すると、食事の摂取量が急速に落ち、その後も徐々に食べる量が減り、同時に体重が減少することが明らかにされている。また、カプリン酸は甲状腺の機能を改善し、安静時の心拍数を下げ、体内の脂肪を燃焼し、エネルギー生成を促す作用があることも分かった。

そして、なぜMCFAsは脂肪燃焼を促すのか、その仕組みがアメリカのボストン大学(Boston University)の研究で分かったので紹介しよう。: (25)

  • この試験では、MFCAsが脂肪細胞の分解に及ぼす影響を調べるため、ラットの脂肪細胞にカプリル酸処理を行った。そして、カプリル酸処理を行うと、断食(ファスティング)した時と同じように、脂肪分解が増加することを突き止めた。

なお、文章中の断食は決して否定的な意味ではない。体に貯蔵しているエネルギーを最も効率的に使って、不必要な脂肪蓄積の燃焼を促すというポジティブな意味である。

さらに、最近になって、ついに臨床試験においても、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸中性脂肪 (MCT)が長鎖脂肪酸中性脂肪(LCT)と比べ、脂肪の燃焼量を増やすと証明された。もちろん、MCTとLCTはどちらも同じカロリー量で検証している。(26)

これらのことから、ココナッツオイルを取り入れると、効率的なダイエットができ、肥満を解消できる。是非、MCFAsの多様な生理的効果を実感して欲しい。

1-16.筋力がアップする

中鎖脂肪酸(MCFAs)は脂肪の燃焼を促すだけではない。筋肉をつけるためにも非常に有効である。

注意していただきたいことは、MCFAsはプロテインやサプリメントの原料にも使われているが、これらの商品は製造過程で化学的な処理を行っているという点だ。そのため、どれだけ効果があるかの判断が難しい。

その代りに、ココナッツオイルを食べれば、自然にMCFAsを摂取できる。筋肉をつけるために、ココナッツオイル大さじ3杯分を毎日の食生活に加えるのがおすすめだ。

1-17.髪の毛をケアする

もし、あなたが頭皮の乾燥やフケに悩んでいるなら、ココナッツオイルを試して欲しい。

ココナッツオイルには髪の状態を改善するのに最適な脂肪酸が含まれている。実際に、ココナッツオイルが髪の毛のダメージを軽減することも証明されている。(27)

例えば、手作りのココナッツローズマリーシャンプーは髪を整えてまっすぐさらさらにする。市販のココナッツシャンプーを使用しても構わない。

また、頭皮のフケをなくし、髪の毛を太くするためには、ローズマリーエッセンシャルオイル10滴にココナッツオイル大さじ1杯を加えて、頭皮マッサージを3分程度するとよい。そして、30分後にシャワーで洗い流して欲しい。

このように、ココナッツオイルは髪の毛のケアにとても役立つ。ココナッツオイルの効果を以下にまとめたので、参考にして欲しい。:

  • 頭皮のフケを改善する。
  • 髪のダメージを治す。
  • コンディショナーのように髪を整える。
  • 髪の成長を促す。
  • 頭皮のシラミの予防と改善。
  • 少量でスタイリング剤として使える。

1-18.アンチエイジングで老化を防ぐ

2013年の研究から、ココナッツオイルは抗酸化力を高め、老化を遅らせる効果があると分かった。ココナッツオイルが肝臓のストレスを軽減し、酸化ストレスを減らすのだ。(28)

さらに、この文献の著者はココナッツオイルには肝臓で有害物質の解毒・分解を促す働きもあるのではないかと考えている。

いずれにしても、ココナッツオイルを取り入れると、自然にアンチエイジングができる。朝食に大さじ1杯分のココナッツオイルと抗酸化物質が豊富なビルベリーやサンタベリーを食べる習慣をつけるとよい。

当然のことだが、ココナッツオイルを直接肌に塗って、お肌のスムージングに使うこともできる。

1-19.ホルモンバランスを整える

ココナッツオイルは自然にホルモンバランスを整える作用がある。その理由はとてもシンプルで、ココナッツオイルにはラウリン酸などの健康な飽和脂肪酸が入っているからだ。

実際に、東南アジアのフィリピン人女性(35-69歳)が対象の試験で、ココナッツオイルがエストロゲン(女性ホルモン)レベルに良い影響を与えると分かった。 (29)

閉経後にエストロゲンが低下すると、体内の脂質の量や組成(脂質プロファイル)が変化してしまう。そんな状況下で、ポジティブな効果を発揮するということは、ココナッツオイルの脂質プロファイルが更年期の女性にとても適しているということだ。

そして、ここで重要なことは、自然にホルモンバランスを整えるために、まず砂糖や炭水化物の多い穀物の摂取を控える必要があるということだ。その代りに、ココナッツ、アボカド、チアシード、フラックスシードなどから健康的な脂肪酸を積極的に摂るするようにしよう。

1-20.子供のてんかん発作を軽減する

ご存じだろうか?

今、多くの疾患の治療に”ケトン食”が注目されている。分かりやすく言うと、ケトン食は低炭水化物高脂肪食のことだ。

例えば、ケトン食は既存の治療薬が効かない小児てんかん患者の食事療法に有効だと分かってきた。 (30)

ケトン食は炭水化物を抑え、多めに脂質を摂取することから、血液中のケトン体値が大幅に上がる。そして、明確な理由は解明されてないが、ケトン食が小児のてんかん発作を劇的に改善する。いくつかの薬が全く効かなかった人でさえ、効果を示すことがあるのだ。

そして、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸はすぐに肝臓に運ばれ、ケトン体を生成できる。これが、ココナッツオイルがてんかん患者のケトン食によく使われている理由だ。 (31,32)

つまり、ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が豊富に含まれているから、効率的にケトン体の血中濃度を上げることができる。その結果、子供のてんかん発作を軽減するということだ。

1-21.紫外線(UV)を防ぐ

紫外線(UV)は日焼け、肌のしわ、免疫力低下による感染症、早期老化、癌などの多くの問題を起こす要因である。きっと、あなたも紫外線対策に大変苦労しているはずだ。

2011年の報告によると、ゴマ油は紫外線の30%を防ぎ、ココナッツオイル、ピーナッツオイル、オリーブオイル、綿実油は紫外線を20%ブロックできるそうだ。(33)

このことから、ココナッツオイルは日焼け止めやUVケアに役に立つと分かるはずだ。

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2.ココナッツオイルの副作用や危険

ココナッツオイルで副作用や危険が生じる心配はない。

例外として、ココナッツアレルギーのある人はアレルギー症状を起こすことがある。同様に、ココナッツオイル入りの洗剤を使うと、稀にココナッツアレルギーが出るかもしれない。(34)

反対に、ココナッツオイルは多くの化学療法の副作用を軽減できると分かっている。

例えば、2014年の研究でココナッツオイルが乳がん患者の症状と副作用を和らげた。(35)

3.ココナッツオイルの使い方

ココナッツオイルは実用性の高い万能食品である。私はココナッツオイルを料理油やパンを作るとき油として使っている。朝食のスムージーに大さじ1杯加えることもできる。

特に、未精製(非加熱)の天然のココナッツオイル、つまりバージンココナッツオイルはほんのり甘い香りがして、とても癒される。それに、ココナッツオイルにはその他の調理油に含まれる有害な毒素が入っていない。

また、ココナッツオイルを肌に直接塗布する、手作りのエッセンシャルオイルやブレンドオイルにすることもできる。

そして、ここで重要なのは、ココナッツオイルがどのような過程を経て商品になっているかという視点だ。ココナッツオイルは製造方法によりいくつかの種類に分けることができる。:

  • エキストラバージンココナッツオイル
  • バージンココナッツオイル
  • ココナッツオイル

一般的なココナッツオイルは漂白、高温精製、脱臭などの化学的処理をして、貯蔵期間を延ばしている。エキストラバージンココナッツオイルやバージンココナッツオイルはそれらの処理をしていない。

そして、精製(加熱)などの処理をしたココナッツオイルはバージンココナッツオイルと比べ、効能が下がり、重要な栄養素が失われている。

そのため、これからココナッツオイルを始める人は、エクストラバージンココナッツオイル、又はバージンココナッツオイルの商品を選ぶようにしよう。そうすれば、ココナッツオイルの効果を最大限得ることができる。

また、ココナッツオイルに水素を添加して、硬化油の状態にしている商品もある。しかしながら、ココナッツオイルを固化すると、せっかくの化学構造が変化し、健康な脂質の効果は薄れる。従って、アイスクリームなどにココナッツオイルが入っている場合は、評価を下げる必要がある。

4.おすすめのココナッツオイル

さて、それではココナッツオイルはどこから購入したらいいのだろうか。次に、私がおすすめする素晴らしい商品を紹介していこう。

 

もちろん、ここで紹介した商品は全てエクストラバージンココナッツオイル、あるいはバージンココナッツオイルである。ぜひ、参考にして欲しい。

5.まとめ

いかがだっただろうか?

ココナッツオイルの効果は想像以上だったはずだ。さらに、ココナッツオイルの効果はこれだけではない。その他にも多様なメカニズムで、あなたの体を健康に保ってくれる。

そして、そのためにはココナッツオイルの種類を確認して、一般的なココナッツオイルではなく、エクストラバージンココナッツオイルやバージンココナッツオイルを選ぶようにしよう。たったこれだけの違いで結果に大きな違いが生まれる。

ココナッツオイルは汎用性が高いので、調理油の代わりや朝食のスムージーに加えて、簡単に生活に取り入れられる。肌に直接塗っても大丈夫だ。誰でも、今すぐ始めることができる。

最後に、ココナッツオイルで分からない事が出てきたら、気軽に下のコメント欄から質問してほしい。

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