栄養素

最低限覚えておきたい9種類のアミノ酸の効果と食事のテクニック

必須アミノ酸はヒスチジンやバリンなど9種類あります。必須アミノ酸の効果や不足時の症状を記載しています。

また、アミノ酸スコアが高い食品も紹介します。

この記事を読んでいただくと、必須アミノ酸の疑問を解決できると思います。

 

 

1.必須アミノ酸とは

私たちの身体は、約10万種類のたんぱく質からなりますが、これらはすべて20種類のアミノ酸から作られています。

そのうち、身体には必要であるが、体内で合成することができず、あるいは必要量を合成できず、
食べ物から摂取しなければならないアミノ酸があり、”必須アミノ酸”と呼ばれています。

1-1.必須アミノ酸と非必須アミノ酸の違い

必須アミノ酸は、体内で合成することができませんが、非必須アミノ酸は、他のアミノ酸や糖質代謝の中間代謝産物から合成できます。

私たちの体たんぱく質合成に必要なアミノ酸は20種類あり、そのうち成人の必須アミノ酸は9種類になります。非必須アミノ酸は残りの11種類になります。

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老化防止に必要不可欠!「マンガン」の効果を最大限引き出す6の食品

マンガンは、カルシウムや鉄分と同様に、身体にとって必須なミネラルだ。

なぜなら、マンガンには活性酸素の分解を促進する働きがあり、老化防止には欠かせない。

その上、骨を強化したい人や植物性食品の摂取量が少ない人もおすすめの栄養素なので、ぜひチェックしていただきたい。

そこで本日は、基礎知識に加えて、マンガンが多い6の食品を紹介する。

1.マンガンとは

マンガンは、身体に約15mg含まれている。そして、生体内のマンガンのうち、約25%は骨中にある。他にも、肝臓、膵臓、腎臓など多くの組織に存在している。

血清中のマンガン濃度は0.5~2µg/lになるように調節されていて、トランスフェリン、アルブミン、α₂-マクログロブリンと結合している。

難しい内容だが、皆さんの身体の中には思った以上に多くマンガンがある程度で覚えておくと便利である。
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4種類の乳酸菌の効果と特徴!便秘や下痢・美肌・免疫力に効果的

乳酸菌の種類は300種類以上あり、ビフィズス菌やKW乳酸菌などが知られています。記事は、それぞれの乳酸菌の効果を記載しています。

また、乳酸菌ショコラや乳酸菌革命など乳酸菌の注目商品についても解説しています。さらに、乳酸菌の機能性表示食品も紹介しています。

3分で乳酸菌の疑問を解決できると思います。

 

1.乳酸菌とは

乳酸菌は、ビフィズス菌やラクトバチルス菌など糖類を発酵して乳酸を生成する菌の総称になります。乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料、漬物などに利用されています。

乳酸菌が生成する有機酸は、病原菌や悪玉菌の増殖を抑制します。また、乳酸菌の成分自体が、免疫系を向上されるとも言われています。

現在のところ、乳酸菌の種類は300種類以上が知られています。乳酸菌は、属・種・株などにより細かく分類されています。

例えば、お腹の調子を整える特定健康食品に用いられている乳酸菌は、主にビフィドバクテリウム属(ビフィズス菌など)、ラクトバチルス属(KW乳酸菌、LG21乳酸菌など)、ストレプトコッカス属に分類されています。 続きを読む

絶対抑えておくべきカリウムの多い食品7つと役立つ工夫

カリウムは、高血圧を予防したい人、むくみが気になる人、コーヒーやお酒を飲む人におすすめしています。

カリウムの多い食べ物やサプリメントを紹介しています。カリウムと腎臓についても解説しています。

たった3分でカリウムの疑問を解決できると思います。

1.カリウムとは

カリウムは、水に溶けやすく、熱に弱い栄養素になります。

カリウムは、体重1kgあたり50mEq(2g)含まれています。そのうち、カリウムの98%は細胞内、残り2%は細胞外に存在しています。

カリウムは、細胞内に最も多い陽イオンであり、筋肉、赤血球、肝臓、骨などの組織に多くあります。

1-1.カリウムの基準値

細胞内と細胞外のカリウム濃度は、細胞膜のNa⁺/K⁺-ATPaseが関与するナトリウムポンプにより調節されています。それゆえ、体内では、常に血漿カリウム濃度が3.8~5.0mEq/Lに維持されています。 続きを読む

20~30代の働く女性へ、銅の摂取で貧血にSee you!

銅は、ヘモグロビン合成やコラーゲン生成に関与します。
銅は、貧血の人、骨が弱い人、成長期の子どもにおすすめの栄養素になります。

記事は、銅の多い食品を紹介しています。

たった3分で銅の疑問を解決できると思います。

1.銅とは

成人の身体には、約80mgの銅が存在しています。そのうち、銅の約50%は筋肉や骨中、8~10%は肝臓に含まれています。血清中の銅濃度は、成人の男性は70~130µg/dl、女性は50~140µg/dlに保たれています。

血清中の銅の約95%は銅輸送たんぱく質の*セルロプラスミンと強く結合し、残りの銅はアルブミンと弱く結合しています。

*セルロプラスミンは、ヘモグロビンの合成、2価鉄から3価鉄への変換、貯蔵鉄(2価鉄)のアポトランスフェリンへの結合に必要となります。

1-1.銅の必要量

銅の推定平均必要量は、銅の摂取量と生体の銅濃度との関連を調べた結果より算定しています。

銅の推奨量は、成人の男性が0.9mg/日、女性が0.8mg/日になります。 続きを読む