保存版!スピルリナで得られる11の効果とデータ

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今注目の青緑色のスピルリナ

生活に必須のスーパーフードであるが、しばしば、誤解されるケースがあり、間違った情報が広まるなど話題に事欠かない。

スピルリナはシアノバクテリア(ラン色細菌)の仲間で光合成細菌である。今では、世界中で栽培されており、メキシコ・チャド湖・ハワイなどの熱帯地域に生息している。

スピルリナは産地によって種類が異なり、特にハワイ原産のスピルリナはなかなか入手できない。幸いにも、大量生産が出来るようになり、一般的なスピルリナは簡単に手に入れられる。もちろん、種類に関係なく、定期的に食べ続けると、多くの健康効果を得られる。

スピルリナは藻の独特の香りと栄養価の高さが特徴である。たんぱく質や必須ビタミンが豊富で、未来の貴重な食糧になると期待されている。宇宙食への活用も進んでいる。

また、スピルリナとクロレラは非常に似ているが全く異なる食品である。

それに、スピルリナは栄養補助食品(サプリメントやパウダー状の商品など)だけでなく、食品を青く染める天然色素の原料、あるいは、家畜や魚の飼料にも利用されている。(1)

しかし、この青緑色の奇妙なドリンク、スムージー、エナジーバー、自然由来のサプリメント粉末が本当に体に良いか疑問に感じるだろう。

でも安心して欲しい。スピルリナの効果は本物で、毎日の食生活に取り入れると、必ず健康で元気になれる。スピルリナは現在最も研究されている最古の淡水植物であり、すでに1750件以上の論文で多様な効能が報告されている。(2)

本日は、実験で証明済みのスピルリナの11の健康効果を紹介する。スピルリナに興味がある人は絶対に知っておくべきことだと思う。じっくり読んでいただけたら幸いだ。また、私はスピルリナを毎日摂取することを推奨しているが、その理由も記事を読むと理解できるはずだ。

スピルリナの11の効果

スピルリナの11の効果: 1.髪質を改善する、2.癌を防ぐ、3.エネルギーを高める、4.血圧を下げる、5.コレステロールを下げる、6.発作や脳卒中を防ぐ、7.脳の働きを高め、脳の病気を防ぐ、8.体に蓄積した重金属(特にヒ素)を排出する、9.カンジダ菌をやっつける、10.HIV /AIDS(後天性免疫不全症候群)を改善する、11.副鼻腔炎に効く

1.髪質を改善する

最も実感しやすいスピルリナの効果は、免疫力強化、活力増強、髪質や肌質の改善である。(3)

特に、スピルリナに含まれるたんぱく質は脱毛薄毛白髪に効くと考えられており、スピルリナ配合のシャンプーやコンディショナーが発売されている。育毛にも良いと言われている。非常に効果が出やすく、試す価値はあるだろう。

2.癌を防ぐ

スピルリナは抗体・たんぱく質・その他の免疫力を強化する細胞の産生を促し、感染症やなどの慢性疾患を阻むことが出来る。

スピルリナががん細胞もたらす影響については世界中の研究者が検証しており、スピルリナと癌をテーマにした論文は100件以上も公表されている。スピルリナががん予防に良いというのは常識になりつつある。(4)

では、スピルリナの何の成分が癌に効くのだろう!?

それに関して、2014年にチェコ共和国の科学者は次のように述べている。

「スピルリナは血中コレステロールを下げる働きがある。それに加えて、スピルリナにはビリルビン分子を構成するテトラピロール化合物が含まれており、このテトラピロールは強力な抗酸化作用と抗増殖効果を有している。」(5)

つまり、スピルリナのテトラピロールが癌に効くということだ。実際、彼らはヒト膵臓がん細胞株を使い、スピルリナのテトラピロールが癌の増殖を抑えることを実証している。:

  • 試験では、ヒト膵臓がん細胞に何も負荷しないグループ(未処置群)とテトラピロール化合物を負荷するグループ(テトラピロール群)に分けて検証した。結果、未処置群とテトラピロール群を比べると、テトラピロール群ではヒト膵臓がん細胞の増殖が有意に抑制されていた。

このように、スピルリナのテトラピロールは自然治癒力を高め、がん細胞の増殖を食い止める。

3.エネルギーを高める

スピルリナはたんぱく質が豊富に含まれており、比較的カロリーが高く、エネルギー補給に最適である。

メフメトオズ医師は、スピルリナパウダー小さじ1杯とライムジュース360mlを混ぜ、製氷トレイに入てれ冷凍庫で凍らせ、飲み物にその氷を入れるのがオススメだそうだ。エネルギーを健康的に高まる。

また、彼によると、スピルリナとライムは非常に相性が良いらしい。体の細胞がエネルギー生産効率の悪い糖質を取り込みにくくなり、脂肪がつきにくくなる。結果、肉体パフォーマンスを高められるし、ダイエット効果もある。その上、気分を上げる作用があり、冷たい氷で眠気を吹き飛ばすことも出来る。(6)

しかし、唯一の欠点は、確かにスピルリナはエネルギーを上げる作用があると考えられるが、研究で証明された訳ではないことだ。どのくらいエネルギーレベルが高まるかまでは分からない。

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4.血圧を下げる

スピルリナはフィコシアニンという色素タンパク質が含まれている。

長崎大学の研究者は、メタボリックシンドロームモデルラットを使って、スピルリナ由来のフィコシアニンに血圧を下げる作用があることを証明した。フィコシアニンがメタボリックシンドロームによる血管内皮機能障害を抑制し、血圧が下がるそうだ。(7)

日本の成人男性の肥満者(BMI≧25 kg/m²)の割合は31.3%、女性は20.6%に達している。(厚生労働省 平成28年 国民健康・栄養調査)

そして、メタボリックシンドロームや肥満は心臓病、糖尿病、脳卒中の主要な原因になる。(8)

これらの疾患を予防するためには、スピルリナのような血圧を下げる食品を活用して血圧をコントロールし、メタボを改善することが大切だろう。

5.コレステロールを下げる

血圧を下げる効果と同様に、スピルリナはアテローム性動脈硬化症を改善し、血中コレステロールの上昇を抑えると分かった。実際、2010年に忠南(チュンナム)大学校がスピルリナの効能を報告している。: (9)

  • 試験では、ニュージーランドホワイトウサギに 0.5%コレステロール食(高コレステロール食)を4週間負荷し、その後、高コレステロール食に1%スピルリナを混ぜるグループ(1%スピルリナ群)と5%スピルリナを混ぜるグループ(5%スピルリナ群)に分け、それぞれの餌を8週間与えた。

その結果がこちらだ!

  • スピルリナを8週間投与したところ、LDLコレステロール値が1%スピルリナ群で26%、5%スピルリナ群で41%減少した。同様に、血清中性脂肪値と総コレステロール値も低下していた。

つまり、スピルリナはコレステロールを下げる作用があり、摂取量が多い方がより大きな効果を得られる。

6.発作や脳卒中を防ぐ

先ほどの忠南大学校の研究で、スピルリナを投与すると大動脈の内膜厚が33%~48%減少することも明らかになった。(9)

動脈の内膜と中膜の分厚さは血管の脂汚れの指標であり、内膜厚が薄くなるとアテローム性動脈硬化症や脳卒中の予防に繋がる。

注意すべきことは、これはウサギに高コレステロール食を負荷した後、通常よりも多くのスピルリナを投与した場合に、コレステロール値が改善され、動脈硬化や脳卒中のリスクが下がったという結果である。

この報告を鵜呑みにし、身体に悪い高コレステロールの食事をしていても、スピルリナを食べたら健康になれると勘違いしてはいけない。血管や心臓の健康維持に重要なことは、バランスの良い食事にスピルリナを取り入れることだ。

7.脳の働きを高め、脳の病気を防ぐ

2012年に南フロリダ大学(USF)の研究者は、パーキンソン病モデルラットを使い、スピルリナの神経保護作用を検証した。

試験では、最初にラットを2つのグループに分けた。1つ目は通常の餌を投与する群(コントロール群)、2つ目は0.1%スピルリナ入りの餌を投与する群(スピルリナ群)である。4か月後、コントロール群とスピルリナ群を比べると、スピルリナ群ではミクログリアの活性化(パーキンソン病などの神経疾患でみられる病態)が有意に抑えられていた。(10)

同様に、2011年の研究では、老化促進モデルマウスを使って、スピルリナの抗酸化作用で酸化ストレス(酸化反応により引き起こる生体にとって有害な作用のことで老化や生活習慣病の原因になる)を打ち消し、記憶機能障害を治せるか調べた。

その結果、スピルリナが脳のアミロイドβタンパク質(アルツハイマー病などの原因)の蓄積を抑制し、カタラーゼ活性(活性酸素を除去する酵素)を上げ、酸化ストレスを消去し、認知機能を改善することが分かった。(11)

これら2つの研究は動物実験の結果だが、スピルリナがパーキンソン病、アルツハイマー病、その他の記憶障害に悩んでいる人に有効である可能性は高いだろう。

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8.体に蓄積した重金属(特にヒ素)を排出する

世界中の多くの人が慢性ヒ素中毒を発症し、大変問題になっている。世界保健機関(WHO)によると、ヒ素中毒が最も深刻な地域は、東アジア、東北アジアと東南アジアの一部であり、罹患率が非常に高いそうだ。(12)

バングラデシュの研究者によると、バングラデシュ、インド、台湾、チリなどの国は、何万人もの人が飲料を介し高濃度のヒ素を摂取しており、すでに何千人もの人が慢性ヒ素中毒を発症しているらしい。(13)

事実、1654名のバングラデシュ人を調査したところ、約3%の人に慢性ヒ素中毒の症状がみられた。(14)

慢性ヒ素中毒は有効な治療法がなく、スピルリナのような藍藻で症状を軽減できないか研究されてきた。そして、スピルリナにはヒ素中毒を改善する効果があると分かった。その研究を詳しくご覧いただこう。(13)

  • 試験では、24人の慢性ヒ素中毒患者にスピルリナ抽出物(250mg)+亜鉛(2mg)を毎日2回投与した。一方、17人の対照群にはプラセボ(偽薬)を投与した。そして、16週間後に体内のヒ素含有量を計測した。

そして、その結果がこれだ!

  • 対照群と比較し、スピルリナ抽出物+亜鉛を投与した患者では体内のヒ素が47%減少していた。つまり、スピルリナと亜鉛がヒ素を洗い流したということだ。

このように、スピルリナは重金属のデットクスに非常に効果がある。

ちなみに、日本では慢性ヒ素中毒は大きな問題になってないが、農林水産省によると、ヒ素はお米やヒジキに比較的高い濃度で含まれているそうだ。 (15)

従って、私たちも日頃からヒ素のリスクを減すよう取り組むべきだ。その際は、積極的にスピルリナを活用していただきたい。

9.カンジダ菌をやっつける

実のところ、ガンジダ菌は健康な人の口腔粘膜、胃や腸などの消化管、および、膣にも常在している。

え!? ガンジダ菌がいても大丈夫なの?

普通は何の問題もない。しかし、体内の腸内細菌バランスが乱れると、ガンジダ菌が悪さをし、ガンジダや病気にかかりやすくなる。

アメリカでは侵襲性ガンジダが真菌感染症による死亡の主要な原因になっているし、様々な自己免疫疾患を合併するリスクもあるから注意しておこう。(16)

腸内環境は不摂生な食生活を続けていると崩れていく。また、蛋白漏出性胃腸症のある人は腸内バランスが乱れやすい。

ガンジダのような真菌感染症は1980年代から急激に増加しているが、近年の大流行の1つの要因は食生活が大きく変化したことが原因である。健康に悪い砂糖・人工甘味料・合成原料が使われるようになり、いつの間にか摂取しているからだ。それに、菌が薬に耐性をつけ、従来の抗真菌薬が効きにくくなったことも要因だろう。

スピルリナはこの状況を打開する救世主かもしれない。すでに複数の動物実験により、スピルリナには抗菌作用があり、特にガンジダ菌に効果を発揮することが分かっているからだ。(17,18,19)

どうやら、スピルリナは腸内の善玉菌の成長を促し、結果、ガンジダ菌の増殖を抑えるらしい。また、スピルリナは免疫力を強化し、体内からガンジダ菌を排斥する。(20)

つまり、スピルリナがあなたの体に潜む悪い菌を退治するのだ。

まさにスーパーヒーローアベンジャーズといっても過言ではない!

10. HIV/AIDS(後天性免疫不全症候群)を改善する

日本・韓国・チャド共和国はHIV/AIDS(後天性免疫不全症候群)の罹患率が比較的低いことで有名だ。長年、疫学者たちはこの理由が分からず不思議に思っていた。

2012年、サウスカロライナ大学の研究により、謎を解く鍵が”藻類”にあると分かった。日本や韓国では藻類を食べる習慣があるからだ。あなたもワカメやこんぶを食べるだろう。では、藻類が注目されるきっかけになった研究を詳しくみてみよう。: (21)

  • この試験では、HIV治療薬(抗レトロウイルス薬)を服用していない11人のHIV患者を3つのグループに分け、13カ月間の調査を行った。1つ目のグループはワカメを5g/日食べた(ワカメ群)、2つ目のグループはスピルリナを5g/日食べた(スピルリナ群)、3つ目のグループはワカメとスピルリナの両方を食べた(ワカメ+スピルリナ群)。

さっそく、実験開始から3カ月後に変化が出てきた。

  • すべてのグループの患者の病状に異変はなく、血液中のCD4細胞(免疫系の司令塔の役割を果たす白血球の1種のヘルパーT細胞のこと。エイズウイルスはCD4細胞を主要な標的細胞として感染する)とHIV-1(HIVのマーカー)は安定していた。その後、1人の患者だけこの試験を10カ月間続けた。すると、CD4細胞数は大きく改善し、エイズウイルス量は有意に減少していた。

つまり、ワカメやスピルリナを食べると、HIV(エイズ)の悪化を防げるということだ。

11.副鼻腔炎に効く

アレルギーのある方は副鼻腔炎になりやすい。実は、スピルリナが副鼻腔炎の原因である炎症を抑えて、症状を軽減することが研究から分かってきた。

2013年のトルコの研究では、アレルギー性鼻炎の患者にスピルリナ、あるいは、ブラセボ(偽薬)を投与した。結果、ブラセボを摂取した患者と比べ、スピルリナを摂取した患者では鼻のかゆみ、鼻水、鼻づまり、および、咳が緩和された。 (22)

従って、スピルリナの摂取は副鼻腔炎を治す有効な方法である。

ここまでスピルリナの効能を詳しく紹介したが、いかがだっただろうか? これほど健康効果の高い食品は珍しく、1度購入する価値は十分にある。

だが、スピルリナを買う前に、その歴史栄養副作用クロレラとの違いなど、知りたいことは沢山あるだろう。続けて解説するので目を通していただけたら幸いだ。

スピルリナとは

1.スピルリナの歴史

1-1.メキシコ

スピルリナは最近注目され始めたように感じるが、16世紀ごろのアステカ王国(現在のメキシコ)では既に常食していたとの記録がある。スピルリナのケーキなどが販売されていたらしい。実際、アステカ王国を征服したコルテスは以下のように綴っている。: (23)

「アステカ人はスピルリナのケーキを市場で販売し、また、遠く離れた場所まで運んで売っていた。彼らはスピルリナをチーズのように愛食していた。ほどよい塩辛さがクセになる。それゆえ、スピルリナを求めて多くの鳥も湖にやってきていた。冬になると、湖一面が鳥で覆われていた。」

アステカ人はスピルリナを” Tecuitlatl(テクイラティ)”と呼び、彼らの重要なタンパク質源になっていた。今でもメキシコのテスココ湖では自然にスピルリナが自生している。

1-2.チャド湖

1940年頃、フランスの植物学者Pierre Dangeardは、「9世紀からチャド湖の周辺に住む人はスピルリナを栽培していた」と述べている。

1959年、有名な記事にこの魅力的な健康食品が取り上げられたが、当時の研究者はスピルリナとクロレラを区別せず混同していた。そして、1969年にベルギーの探検家がスピルリナをチャド湖で見つけ、ようやく研究者に認知されるようになった。

1-3.ハワイアンスピルリナパシフィカ(スピルリナパシフィカ)

スピルリナは世界で最も栄養豊富で成分が濃縮されたスーパーフードだが、スピルリナにもいくつか種類がある。その内の1つがスピルリナパシフィカであり、通常のスピルリナよりも栄養価が高い。以下に、スピルリナパシフィカの栄養の特徴を整理している:

  • たんぱく質: 重量の60%を占め、豆腐より6倍多く含まれる。
  • β-カロテン: 人参より28倍多く含まれる。
  • 鉄分: ほうれん草より39倍多く含まれる。
  • 抗酸化物質: ブルーベリーより3倍多く含まれる。特にスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)が豊富に含まれる。

他に、ビタミン(K1、K2、B12など)、ミネラル(マンガン、クロム)、植物性有効成分(γ-リノレン酸、フィコシアニン)などが豊富に入っている。

スピルリナの栄養

私はクロレラやユーグレナよりもスピルリナが好きだ。地球上で最も栄養価が高い食品であるからだ。健康に暮らすために欠かせない。

以下に、スピルリナ28g(小さじ4杯分)の栄養成分を掲載している。: (24)

  • エネルギー: 81kcal
  • たんぱく質: 39.3g(*NRVの49%)
  • 炭水化物: 6.7g(NRVの2%)
  • 糖質: 0.9g
  • 食物繊維: 1.0g (NRVの5%)

脂質:

  • 総脂質: 2.2g(NRVの4%)
  • 飽和脂肪酸: 0.7g
  • オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸): 230mg
  • オメガ6脂肪酸(n-6系脂肪酸): 351mg

ミネラル:

  • 銅: 1.7mg(NRVの188%)
  • 鉄分: 8.0mg (NRVの117%)
  • 亜鉛: 0.6mg (NRVの77%)
  • マグネシウム: 54.6mg(NRVの17%)
  • カリウム: 382mg (NRVの17%)
  • ナトリウム: 293mg(NRVの10%)
  • カルシウム: 33.6mg(NRVの5%)
  • リン: 33.0mg(NRVの4%)

ビタミン

  • ビタミンB2: 1.0mg(NRVの71%)
  • ビタミンB1: 0.7mg(NRVの58%)
  • ナイアシン: 3.6mg(NRVの27%)
  • ビタミンE: 1.4mg(NRVの22%)
  • パントテン酸: 1.0mg(NRVの21%)
  • 葉酸: 26.3µg(NRVの11%)
  • ビタミンB6: 0.1mg(NRVの8%)
  • ビタミンA: 160IU(NRVの6%)
  • ビタミンK: 7.1µg(NRVの5%)
  • ビタミンC: 2.8mg(NRVの3%)

その他:

  • コレステロール: 0.0mg
  • マンガン: 0.5mg
  • セレン: 2.0µg
  • カフェイン: 0.0mg

*NRV(Nutrient Reference Values): 栄養素等表示基準値(1日当たりの栄養素等摂取目安量)のこと。

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スピルリナの副作用

スピルリナは基本的に安全な食品であるが、摂取後に自己免疫反応を生じた事例が報告されており、副作用のリスクも潜んでいる。(25)

自己免疫反応が起こった原因は炎症性サイトカインの1つの腫瘍壊死因子-α(TNF-α)が活性化されたからだと考えられる。TNF-αは細胞性免疫の発現や自己免疫疾患の進展に大きく関与する因子である。

しかしながら、別の研究では、スピルリナがTNF-αを抑制したという相反する結果が報告されている。(26)

つまり、スピルリナで自己免疫反応が生じた症例はあるが、原因がTNF-αの活性化であるとは断定できない。どんな条件下で、スピルリナを食べて免疫反応が生じるのか詳しく調べる必要がある。念のため、自己免疫疾患に罹患している人は、スピルリナサプリメントを摂取する前に、担当のお医者さんに相談するのが得策だろう。

また、スピルリナは絶対に品質と純度が最高水準の商品を選んでほしい。異物混入や汚染具合が不透明な商品は避けるようにしよう。なぜ品質が重要かと言うと、低品質のスピルリナには多くの危険性があるからだ。: (3,27)

  • 肝臓障害
  • 胃痛/腹痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 皮膚発疹
  • 脱力感
  • 口渇感
  • 動悸(どうき)
  • 全身の臓器の循環不全
  • 死亡

他に、スピルリナは妊娠中授乳中子供の安全性について十分な情報がなく、摂取を控えた方が良いだろう。(28)

もし、スピルリナを妊娠中に食べたいなら必ずお医者さんに確認しよう。

スピルリナとクロレラを比べてみよう

藍藻類のスピルリナと緑藻類のクロレラは非常に似ている。1940年代頃までは、研究者でさえもスピルリナとクロレラを区別してなかったぐらいだ。(29)

だが、実際にはスピルリナとクロレラは明確な違いがある。見分けるポイントが4つあるのでしっかり押さえておこう。

1.形状(形、色、大きさ)

1つ目は、スピルリナとクロレラの形状の違いだ。

  • スピルリナ: スピルリナはらせん状の形をした多細胞生物であり、細胞に核がない。色は青緑色、大きさは0.3~0.5mmである。藻類の中では大型で、クロレラよりも100倍以上の大きさまで成長する。
  • クロレラ: クロレラは球状の形をした単細胞生物であり、細胞に核がある。色は緑色、大きさは0.002~0.01mmと非常に小さい。

2.自然界での生育環境

2つ目は、スピルリナとクロレラは生育条件が大きく異なることだ。

  • スピルリナ: 熱帯地方の強アルカリ性(pH9~11)の綺麗な湖・池・川で最もよく生息する。また、十分な日差しと適度な水温(32~42℃)が必要になる。このように特殊な条件下でしか成長しない。
  • クロレラ: 一方、クロレラは淡水中に生息する。他の生物も多く存在しており、収穫が難しい。

3.下処理方法

3つ目は、スピルリナとクロレラは下処理の方法が異なっている。

  • スピルリナ: スピルリナは水溶性食物繊維(ペクチンやセルロース)で構成された細胞膜で覆われている。スピルリナのペクチンやセルロースはヒトの消化管で腸内細菌により分解され、栄養素の消化・吸収が容易に出来る。
  • クロレラ: クロレラは分厚い細胞壁と細胞膜の両方あり、細胞壁は難消化性のセルロースで構成されている。クロレラのセルロースはヒトの体内で消化できず、栄養素を取り込めない。それゆえ、細胞壁を粉砕して消化できるよう処理しなければならない。大半の商品はこの下処理を済ませている。このようにクロレラは下処理の手間がかかるため、スピルリナよりも高価格になる。

4.栄養価

4つ目は、スピルリナとクロレラの成分についてだ。両方ともスーパーフードとして高い評価を受けているが、栄養価は全く異なっている。

  • スピルリナ: スピルリナとクロレラと比べると、スピルリナの方が必須アミノ酸たんぱく質β-カロテンビタミンEビタミンB1ビタミンC亜鉛カリウムなどが多く含まれる。

もちろん、クロレラも栄養豊富で多くの健康効果を得られる。しかし、スピルリナの方が安価で、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素が豊富で、11の健康効果を得られることから、私はスピルリナに魅力を感じている。

まとめ

綺麗な湖でしか育たない青緑色のスピルリナには様々な効果効能がある。今なお、研究が続けられている。おそらく、世界で最も健康的な食品の1つだろう。以下にスピルリナの11の効果をまとめている。:

  1. 髪質を改善する
  2. 癌を防ぐ
  3. エネルギーを高める
  4. 血圧を下げる
  5. コレステロールを下げる
  6. 発作や脳卒中を防ぐ
  7. 脳の働きを高め、脳の病気を防ぐ
  8. 体に蓄積した重金属(特にヒ素)を排出する
  9. カンジダ菌をやっつける
  10. HIV /AIDS(後天性免疫不全症候群)を改善する
  11. 副鼻腔炎に効く

スピルリナは16世紀ごろから食べられており非常に歴史がある。度々、スピルリナとクロレラは間違われるが、明確な違いがあることを覚えておこう。

一方、スピルリナは自己免疫反応を引き起こす危険性があり、免疫疾患のある方は注意が必要だ。それに、妊婦子供の安全性について分かっておらず、無理に食べなくていい。他の食材からでも栄養補給は可能だ。

また、スピルリナは高品質の商品を選ぶようにしよう。品質が低い商品は副作用の危険があるからだ。

私はスピルリナのサプリを通販で買うことがあり、その際は「健美の極み(けんびのきわみ)」を購入している。価格がお手頃で、かつ、品質が高いからだ。その他に、「美めぐり習慣」はスピルリナが配合されており、鉄分補給に最適なので女性におすすめしている。

鉄分補給について詳しく知りたい人は『鉄分補給の正しい考え方と効果を大きく高める11のテクニック!』を参考にしていただけたら幸いだ。

早速、スピルリナを手に入れて、その効果を実感しよう!

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