チアシードをそのまま食べて窒息しかけた39歳男性から学ぶべき事

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要注意! チアシードをそのまま食べるのは危険!?

栄養満点で圧倒的な効果効能が魅力の「チアシード」。小さな楕円形の種子ではあるが、食物繊維、たんぱく質、心臓に良いオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)がたっぷり含まれている。チアシードの健康効果は『チアシードの11の効果+食べ方+レシピ』に詳しく解説しているので、参考にしていただけたら嬉しい。

ただし、チアシードは正しい食べ方で楽しむもので、乾燥した状態で過剰に摂取すれば副作用を起こし危険である。栄養価だけを考えると、生のまま食べても、水に浸してから食べても、どちらも栄養豊富なことに変わりはないが、絶対に水で戻してから食べることをお勧めする。

特に、嚥下障害や食道狭窄(何かの原因で食道が狭くなり通過障害が生じている状態)の方、ご高齢者、子供がそのまま食べると危ない。

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なぜ、チアシードをそのまま食べたらダメなの!?

チアシードを食べた経験がある方は分かると思うが、チアシードは水に短時間(30分~2時間)浸すだけで水分を瞬時に吸収して変化する。最大で重量の27倍の水分を吸収する。(1)

つまり、チアシードを生で食べてしまったら、体内の水分を奪ってすぐに膨んでいき、窒息事故を起こしてしまう。

実際、39歳の男性が、大さじ1杯のチアシードをそのまま食べたところ、食道ですぐに膨んでゲル化し、喉に詰まった事例が報告されている。この事件は2014年10月の米国消化器病学会でも発表された。: (2)

チアシードを飲み込めくなった男性は、嚥下障害、喘息、季節性アレルギーの既往歴があった。そして、生のチアシード大さじ1杯と水と一緒に摂取したら、チアシードが喉に詰まってしまった。慌てて水を飲み、チアシードを流し込もうとしたが、自力で飲み込むことは出来なかった。

彼は近くの病院に緊急搬送され、直ちに治療を受けた。お医者さんが診察したところ、チアシードが水分を吸収してゲル状になり、本当に食道に詰まっていたそうだ。

その後、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を駆使し、喉に挟まったチアシードを取り除く治療を受けた。しかし、失敗続きで他の方法を試してもなかなかうまくいかない。結局、未熟児用の胃カメラを使い、チアシードを胃の中まで押し込み、無事解決した。

この一連の事件は話題を集め、米国消化器病学会での発表内容や注意喚起は数々の医学雑誌やニース記事に取り上げられた。

チアシードをそのまま食べてしまったら危険だと言うことを示す画像。

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今回のように、チアシードを喉に詰まらせて病院に駆けつける事態になるのは珍しい。しかし、嚥下障害、あるいは、食道狭窄の既往歴がある方は副作用を起こす危険が潜んでいる。

同様に、急いで食事をした時に食べ物がのどに詰まったり、飲み物でむせたりした経験がある人も、チアシードを食べる際は要注意だ。例えば、ステーキ、チキン、ホットドック、お寿司を食べて食道に食べ物がつかえたことのある人は注意しよう。

「最近なぜか食べ物が飲み込みにくくなったな」と不安に感じている人は、念のため病院で診療を受けることをお勧めする。チアシードに限らず、嚥下障害に起因する病気を発症するリスクあるからだ。

また、ご高齢者や小さい子供が急いで食べたら、チアシードが詰まって飲み込めなくなることも考えられるので注意が必要だと心にとめておこう。

ここ数年で、チアシードが配合された健康食品は急増している。栄養豊富で食べ応え抜群のチアシードは通販やスーパーで気軽に購入して楽しめるようになった。

私自身も2年前から毎日食べるようになった。今のところ、副作用が出たことはないし、健康診断の結果は良好だ。便秘になることはなくなり、チアシードで効率的にダイエットができた。チアシードダイエットのやり方は『チアシードダイエット!効果実証済みの方法と22のレシピ』を読んで実践しよう。

しかしながら、チアシードのような特殊な種子には喉に詰まるリスクがあるのも事実である。重要なことなので繰り返すが、生のチアシードを食べたら、食道内で膨れ上がり、窒息を起こすリスクがある。喉に詰まってしまうと、なかなか自力で解決するのは難しい。

チアシードの副作用を防ぐ簡単な予防法

予防対策はシンプルで、チアシードを食べる前に最短で5~10分間、水やミルクに浸してから食べることだ(一晩かけて冷蔵庫で寝かしても良い)。

私は安全を最優先し、30分~2時間かけゆっくりと戻している。

同様に、チアシードをそのままヨーグルトにかけて召し上がる際には、前日にチアシードとヨーグルトを混ぜ、冷蔵庫で時間をかけて戻している。参考にしてもらえると嬉しい。

ひと手間でチアシードが体内で急激に膨れて窒息するのを未然に防げる。それに、チアシードにミルクやヨーグルトの味がしっかり染み込めば、ぷるぷる食感のチアシードとの相性は抜群で美味しくなる。

まとめ

チアシードは最大27倍量の水を短時間で吸収するため、チアシードを生で食べてしまったら、体内の水分を取り込んで膨張し、窒息事故を招く危険がある。

本日は、チアシードをそのまま食べて大変な事態になった1人の男性のエピソードをお話ししたが、この先、チアシードがさらに人気になったらこういった問題が頻発するかもしれない。

だから、チアシードは食前に必ず水やミルクに浸し、ゲル状になってから召し上がっていただきたい。30分~2時間程度浸すだけでもいいし、一晩かけて冷蔵庫で戻してもいい!

最後に、チアシードは栄養満点でヘルシーな料理を食べたい人には本当にオススメの食材である。チアシードの特性を理解し、1日の容量を守っていれば安全に楽しんでいただける。食べ応えがあり、朝食にチアシードスムージーやヨーグルトを贅沢に頬張るのは至福のひと時だ。

ぜひ、安全第一でチアシードの栄養や効果を堪能していただきたい。適切に使用すれば絶対安全!

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