こんにちは!!管理栄養士の健康食品で得する人と申します。ビールを注意しやすいように、悪い影響をまとめました。
ビールは飲む量に応じて、または多量に長期間飲むと副作用が生じます。その上、飲む量に関係なく、女性の乳癌のリスクは上昇します。
記事では、どのくらい飲むと、どのような悪い影響が生じるかを解説しています。ぜひ参考にしてください!
1.ビールについて
ビールは適量であれば良い効能が多くあります。
しかし、ビールを過剰に飲み過ぎると有害作用が生じるリスクがあります。
ちなみに、日本人は、ビールを一人一年間あたり42.6Lほど消費しているそうですよ。この量は、350mlの缶ビールおそよ122本分に相当します。
安全性の面から言うと、ビールは一日に720ml(≒350mlの缶ビール2.1本分)以下であれば安全であると言わています。
しかしながら、一日に720ml以上飲むと、副作用が生じる可能性が高くなります。
また、妊婦(特に、妊娠2カ月までの間)や授乳婦はビールを飲むのを避けた方がよいでしょう!
では、ビールの悪い影響について詳しく解説してゆきます。
2.ビールの悪い影響
ビールの悪い影響には、ビールを飲んで数分~数時間に現れる急性作用とビールを長期間飲み続けると生じる慢性作用があります。
記事は、ビールの代表的な急性作用・慢性作用を紹介します。
ビールの研究は日々進んでおり、最新の知見を踏まえて、「ビールを飲むとヒトはどうなるのか?」を解説してゆきます。
2-1.ビールの急性作用
ビールは、飲む量に応じてたくさんの副作用が生じます。
ビールの副作用として、潮紅、錯乱、感情不安定、知覚感覚障害、一時的な記憶喪失や視力喪失、協調運動障害、歩行障害、中枢神経抑制、痙攣発作、うとうと状態になる、呼吸の抑制、低体温、低血糖、乳酸アシドーシス、ケトアシドーシス、低カリウム血症、貧血、血小板減少症、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、腹腔内出血、不整脈などがあります。
ビールの急性作用のうち、有害な影響がこんなにもたくさんあると知ってしまうと、ビールの飲む量を考えた方がよさそうですね!
2-2.ビールの慢性作用
また、ビールを含むアルコール飲料を多量に長期間(3杯/日以上)飲むと、生じる副作用があります。
ビールの副作用としては、身体的依存、栄養不良、健忘症、認知症、傾眠、心筋症、肝障害、肝硬変、膵臓炎、低マグネシウム血症、急性骨格筋障害、慢性骨格筋障害、ウェルニッケ脳症(出血性上部灰白質)、コルサコフ精神病、慢性小脳症候群、口腔癌、食道癌、咽頭癌、喉頭癌、肝癌などがあります。
その上、全死因のリスク、虚血性脳卒中、高血圧のリスクも上昇します。
もし、ビールを含むアルコール飲料を1日15杯飲むと、脳の磁気共鳴映像法(MRI)における白質病変の割合が増える、脳萎縮が促進されるなどの有害な作用もみられます。
2-3.その他
さらに、ビールを含むアルコール飲料は飲む量とは関係なく、悪い影響を及ぼすこともあります。
例えば、ビールを含むアルコール飲料は飲む量に関わらず出血性脳卒中のリスクを増加させると言われています。
また、女性の場合にビールを含むアルコール飲料を1日1杯以上飲むと、乳癌リスクが2~15%増加し、乳癌による死亡リスクが30%も高くなることが分かっています。
最近、乳癌が話題になることが多いため、ビールと乳癌についてもっと詳しく調べたところ、ビールを含むアルコール飲料を毎日飲み、葉酸の摂取量が1日300µg未満であると、女性の乳癌のリスクがより増加するそうです。
さらに、ビールの原料は大麦であるため、大麦に対して過敏に反応する人ではアナフィラキシー反応が生じることがあります。
実際に、ビールが原因になり、喘息が生じることが時折みられます。
3.まとめ
ビールには、多くの悪い影響があると分かっていただけたと思います。
ビールの飲み過ぎには注意が必要ですね!
ただし、ビールの急性作用や慢性作用などは個人差もあるので、同量を飲んでも受ける影響はそれぞれ差があります。
一方で、ビールは飲む量を守った場合、良い効能があることも分かっています。
わたくし健康食品で得する人は、ビールは350ml缶を1日1~2杯程度、1週間7杯以下に控えて、ビールの良い効能を取り入れ、悪い影響を受けないように工夫をしています。
ぜひ、飲む量の目安にしてくださいね!
これでも、少し多いぐらいかもしれませんが、お酒好きな私でもこの量を守ることができているので、皆さんも大丈夫なはずですよ。
ちなみに、ビールを飲むと、身体にどのような良い効能があるのかをまとめた記事もあるので参考にしてください。