本日は、『朝食にチョコっと!チアシードとオーツ麦のクッキー』の作り方を紹介する。小麦粉不使用なのに、とてもサクサクして美味しいクッキーだ。
チアシードやオーツ麦は健康的な食材で、食生活に取り入れたいと思っている人は多いだろう。クッキーの材料に加えることで、手軽に食べられるようになる。また、持ち運びしやすく、外出先で食べることもできる。クッキーはチアシードのオススメの食べ方の1つである。
そこで、実際にチアシードを使ってクッキーを作ってみることにした。チアシードのレシピが充実している海外サイトを中心に作り方を調べた。偶然にも、非常に美味しそうなレシピを3つ発見することができた。
しかしながら、日本では入手しにくい”デーツ”というスーパーフードが使われていたり、糖質の多い”ドライフルーツ”や”ミルクチョコレート”が入っていたりと、いくつか問題点があった。
私はチアシードのようなスーパーフードを活かして、日本人向けに美味しく健康的なクッキーが作れるようにアレンジして、オリジナルレシピを完成させることにした。新しい材料を追加したり、分量を変えたり、コストを抑えたりと、多くの苦労や困難に直面した。
そして、ついに健康に良いチアシードクッキーが出来た!
今から、その作り方をお伝えする。この記事を参考にすると、簡単に朝食用のクッキーを作ることができる。すべて無料で公開しているので、一度試してみて、気に入ったら友人にも教えてあげて欲しい。
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このレシピの特徴は、材料に砂糖(ダークチョコレートに入っている砂糖は除く)、薄力粉、乳製品、卵が不要だということだ。小麦粉がなくても、十分に噛み応えがあるクッキーができる。
また、グルテンフリーのオーツ麦を購入すれば、簡単にグルテンフリーにできる。グルテンフリーについて詳しく知りたい人は、『すぐできる!グルテンフリーを確実に成功させるために必須の10のコト』を確認して欲しい。
そして、朝食にクッキーを食べた後、なるべく満足感が持続するように考え抜いて、使用する食材を選んでいる。そのため、食物繊維が豊富で腹持ちが良い、チアシード・オーツ麦・バナナを使っている。これが朝食に召し上がっていただきたい理由だ。
もちろん、朝食に限定せず、おやつの時間に食べることも可能である。もっと言えば、材料からダークチョコレートチップを除いて作っておけば、外出先に手軽に持っていて、ランチに食べることだって出来る。どんな状況にも合わせられる。
しかしながら、このクッキーは砂糖を使わない分、チョコレートが味の重要な決め手になっていてる。レシピから除くのは勿体ないだろう。やはり、チョコレート入りのチアシードクッキーを作って、朝食に食べるのが贅沢で美味しい。
下記に、詳しい作り方を掲載している。さっそく、材料を買いに行こう!
作り方
材料(クッキー18個分: 6食分)
- チアシード: 大さじ5杯
- オーツ麦: 140g
- アーモンドミルク(アーモンドブリーズ、または、アーモンド効果の無糖がおすすめ): 1/4カップ(50g)
- バナナ: 2本
- *ココナッツフレーク(無糖): 1/5カップ(40g)
- バニラエッセンス: 小さじ1杯
- シナモン: 小さじ1/2杯
- ナツメグ: 小さじ1杯
- ダークチョコレートチップ: 1/2カップ(100g)
- *ココナッツバター: 大さじ1杯
*ココナッツフレークやココナッツバターは大手スーパー、輸入食品店、通販で購入できる。
手順
- オーブンを350℃に予熱する。
- 大きな容器にチアシードとアーモンドミルクを入れて軽く混ぜ、15分待つ。15分経つと、チアシードがアーモンドミルクを吸収して粘りが出てくる。
- 次に、その容器に、つぶしたバナナ、オーツ麦、ココナッツフレーク、ココナッツバター、バニラエッセンス、シナモン、ナツメグを加えて、よく混ぜる。
- さらに、ダークチョコレートチップを入れて、優しく混ぜる。
- 混ぜ合わせた生地を、クッキーシートに並べていく。目安として、大きいスプーンで2回すくい上げると、クッキー1個分になる。私が作ったときは、クッキーが18~20個できた。また、スプーンやフォークを使って、形を整えておこう。
- オーブンに入れて、15~20分焼く。クッキーの底が少し茶色になったら出来上がりだ。
- あとは、オーブンからクッキーを取り出し、冷ましてから食べてみよう。
栄養価(クッキー3個分: 1食分)
- エネルギー: 309kcal
- 炭水化物: 54.2g
- たんぱく質: 8.4g
- 脂質: 17.5g
- 食物繊維: 10.8g(栄養素等表示基準値の57%)
- 鉄分: 3.12mg(栄養素等表示基準値の46%)
- カルシウム: 100mg(栄養素等表示基準値の15%)
レシピのこだわり
このレシピはチアシードの他に、2つこだわりがある。それは、オーツ麦とダークチョコレートチップだ。
- オーツ麦: このレシピはオーツ麦なしに成立しない。それぐらい重要な材料である。オーツ麦のような全粒穀物には食物繊維が豊富に含まれていて、便秘解消に役立つ。また、オーツ麦にはβ-グルカンという成分が入っている。主にオーツ麦の胚乳外層の胚乳細胞壁に含まれている有効成分である。このオーツ麦のβ-グルカンは、コレステロールを下げ、心臓の健康を維持する働きがあると分かっている。クッキーを作る際は、オーツ麦を使ってみると良いだろう。(1)
- ダークチョコレート: 今回、美味しく健康的なクッキーを作るため、砂糖など余分な調味料を出来る限り使用しいなよう工夫した。そのため、チョコレートもミルクチョコレートではなく、ダークチョコレートを使っている。だから、クッキーの味付けが足りないと感じるかもしれない。そういった場合は、シナモンやナツメグの分量を増やして調節して欲しい。また、ココナッツシューガーを購入して、材料に加えると甘味が増す。