今すぐ、大きな袋に入った砂糖と甘い果物の缶詰を買うのを辞めよう!
本日は、砂糖不使用で新鮮なラズベリーを使い、簡単に作れる低糖質ジャムのレシピをお伝えする。また、このジャムには健康に良いチアシードが入っている。チアシードは水分を吸収して、ゲル化する性質があり、この特性を活かし、低糖質のジャムを作る。
一体チアシードとは何か、その小さな種子に秘めたる力は?
5年前、私はこの小さな黒い種子が、他の食材よりも優れていることを知った。“スーパーフードを教えて”と聞かれたら、真っ先に”チアシード”と答えるだろう。
なぜなら、チアシードには食物繊維、オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)、植物性タンパク質などが豊富に含まれているからだ。
アステカでは何百年前からすでにチアシードを食べる習慣があったそうだ。
そして、ジャムに作りに重要なのは、水分を濃厚なゲルにすることだ。チアシードは10~12倍量の水分を吸収して、ゼリー状の物質になる特性があり、これによりジャムを作ることができる
チアシードのフルーツジャムの作り方
チアシードのフルーツジャムを作るとき、この小さな種子はとても重要な役割を担っている。一般的なジャムは、果物を煮てペクチンを溶かし、そこへ砂糖を加えて、ゼリー状にしている。他方、チアシードのジャムは、果物を煮てすりつぶし、そこへチアシードを大さじ2~3杯加えて、ゼリー状にする。
ジャムの風味を均一にするため、チアシードを加える前に、鍋に果物を入れ、熱をかけてしっかり潰し、他の材料を混ぜておくことがコツだ。熱しながら果物を崩した方が、そのまますり潰すよりも楽だし、丁度良い具合に柔らかくなる。
そして、チアシードを入れてから数分経つと、フルーツの果汁を吸収し、ジャム特有の粘りが出てくる。
このようにして、健康に悪い砂糖を使わずにジャムを作ることが出来る。果物は好きなものを選んで構わないが、私はラズベリーが最も好きだ。ラズベリーはジャムにすると、鮮やかな赤色に変わり、味は深みが増してフルーティーになる。
チアシードとフルーツの理想的な比率は、チアシード大さじ2杯に対しフルーツ2カップである。最初はこの分量で作ることをオススメする。ま熱する時間が短かいと、やや緩くてシロップのようなジャムになる。もし、ジャムが水っぽく、もっと粘りを出したいと思ったら、チアシード大さじ1杯を追加すると良い。
もちろん、普通の作り方でやや固いジャムを作って、そこにチアシードを入れても良い。しかし、この場合は砂糖が入ってしまう。ご自身の好みに合わせて、美味しいジャムを完成させて欲しい。
チアシードのジャムと普通のジャムの違いは?
チアシードジャムは、お店で購入したり、家庭で作る一般的なジャムと比べ、少し緩く、フルーツソースのような感じになる。チアシードジャムをしばらく冷蔵庫に入れておけば、とろみがでて固くなるが、やはり普通のジャムの粘性とは多少異なっている。
しかしながら、市販のジャムと同様に、トーストに塗ったり、ヨーグルトにかけたり、オートミールに加えると相性が良い。チアシードジャムは砂糖が入っておらず、甘さ控えめでとても美味しい。
私は砂糖不使用のチアシードジャムを食べているが、甘い方が好きなら、甘味料を加えても構わない。砂糖、はちみつ、メープルシロップ、アガベシロップなど、どれでも大丈夫だ。
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チアシードの斑点と赤いラズベリーの組み合わせが可愛い
チアシードとラズベリーでジャムを作ると、とても上品で可愛い。思わず目を引く!
その他にも、赤いイチゴや赤紫のブルーベリーはチアシードと相性が良く、見栄えが綺麗だ。一方、桃やキウイにチアシードの斑点が入ってしまうと、味は美味しいが、見た目に違和感がある。
もし、チアシードが見えるのが嫌だと思う人がいるなら、あらかじめチアシードの硬い外殻をコーヒーミルやミキサーで粉砕しておくと良い。そうすると、チアシードの斑点は気にならなくなる。
チアシード&ラズベリージャムの低糖質ジャムの食べ方
私はチアシードとラズベリーの組み合わせでジャムを作り、ピーナッツバターと一緒にトーストに塗ったり、朝食のヨーグルトに加えるのが好きだ。
2カップ分のラズベリーでおおそよ1.5カップ分のジャムが出来る。毎日、朝食に食べると2週間で使い切ることが出来るだろう。
そしたら、またラズベリーを買いに行って、ジャムを作ると良い。もちろん、他の果物を試しても構わない。あなたが最も好きな組み合わせを見つけて欲しい。
また、私はこのジャムを他の料理に使ったことはないが、いずれは色々と試してみたいと思っている。ラズベリーの果汁が濃縮され濃厚で、やや柔らかいので、丸いクッキーの上にのせたり、クッキーバーの材料に加えても美味しいだろう。
試してみたら、コメント欄に感想を書いていただけたら幸いだ。あなたのアレンジレシピを楽しみにしている!
以下に、『チアシード&ラズベリーの低糖質ジャム』の詳しい材料と作り方をメモしている。さっそく作ってみよう。たった15分で作れる!
チアシード&ラズベリーの低糖質ジャムの作り方
材料(1.5カップ分)
- ラズベリー: 2カップ(冷凍のものを使用する場合、最初に解凍しておくこと)
- チアシード: 大さじ2杯
- レモンジュース(温水でも可): 大さじ2杯
- はちみつ: 大さじ2杯
- バニラエッセンス: 小さじ1/2杯
ラズベリーの他に、イチゴ、ブラックベリー、ブルーベリー、さくらんぼ、アプリコット、すもも、もも、パイナップル、キウイなどを使用しても良い。いずれも分量は2カップで大丈夫だ。
手順
- ラズベリーを洗う。ラズベリー以外の果物を使用する場合、必要に応じて、茎、果皮、種を取り除く。また、パイナップルのように大きい果物は小さく切っておくこと。ラズベリーなら下処理はいらない。ここから先は、どの果物も同じ処理になる。
- ラズベリーを鍋に移し、中火にかける。ラズベリーをヘラやポテトマッシャーで潰していく。5~10分でほぐれていく。果物の形を少し残すか、全部すり潰すかは好みで決めると良い。
- 火を止めて、レモンジュース、はちみつ、バニラエッセンスを加える。味見をして、物足りなさを感じたら、少量追加しておこう。
- ここで、チアシードを入れる。
- チアシードがレモンジュースや果汁を吸い取るまで約5分待ったら出来上がりだ! 普通のジャムのような粘りは出ないが、チアシードがゲル化して徐々に粘性が増してゆく。もっと固くしたいなら、チアシードを大さじ1杯加えてると良い。特に、新鮮な果物を使っている場合、果汁が多く緩くなる。
- ジャムは瓶などの容器に入れて、冷蔵庫で保管するようにしよう。3か月以内に使い切ること。また、冷蔵庫で冷やすと、ジャムの粘度が高くなる。
その他の作り方
- 火を使わず、チアシード&ラズベリージャムを作る方法: ラズベリーをフォークやポテトマッシャーで潰して、残りの材料を加える。または、ミキサーやハンドミキサーにすべての材料を入れて、滑らかになるまで混ぜ合わせる。火を使わず、チアシードジャムを作ると、加熱した場合と比べて、さらに緩く、ソース状になる。もちろん、チアシードを多めに入れると、粘りを出せる。
- チアシードが目立たない、ラズベリージャムを作る方法: チアシードは健康的で、食生活に取り入れたいと思っている人は多い。しかし、ジャムの中にチアシードの黒い斑点が入っていると、子どもは避けてしまうかもしれない。そうゆう時は、チアシードをコーヒーミルやミキサーで粉砕してから調理しよう。チアシードがほとんど気にならなくなる。
栄養価(1.5カップ分)
- エネルギー: 353kcal
- 糖質: 52.3g
- たんぱく質: 6.8g
- 脂質: 7.7g
- 食物繊維: 19.6g(栄養素等表示基準値の103%)
- 鉄分: 3.66mg(栄養素等表示基準値の54%)
- マグネシウム: 134mg(栄養素等表示基準値の42%)
- カルシウム: 208mg(栄養素等表示基準値の31%)
- 亜鉛: 2.10mg(栄養素等表示基準値の24%)
- カリウム: 517mg(栄養素等表示基準値の18%)
- 銅: 0.32mg(栄養素等表示基準値の36%)
- ビタミンC: 68mg(栄養素等表示基準値の68%)
- ビタミンE: 2.0mg(栄養素等表示基準値の32%)
- ナイアシン: 3.64mg(栄養素等表示基準値の28%)
- 葉酸: 100µg(栄養素等表示基準値の42%)
- パントテン酸: 1.13mg(栄養素等表示基準値の24%)